2016年07月18日

~奇跡の収納棚~ (2016/7/17号)

.
ame03 なにを隠そう、うぷはぐーたら主婦です。
筋金入りです。
もう知ってる?
ですよねー(^-^;;
家事はいろいろ苦手ですが、とりわけ苦手なのがお片付け。
いわゆる「片付けられない女」なのです。
まず、うぷは「捨てられない女」。
入場券の半券、プレゼントの包装紙、雑誌、レシート などなど、やがて捨てる事にはなるのですが、その気になるまではなんとも捨てられない性格(-_-;;
それからもう一つ、どうやらうぷは「隠れ完璧主義」。
「全部がキチンと出来ないなら、なにもやらない。」という、これまたやっかいな性分(-。-;;
この「捨てられない女」と「隠れ完璧主義」に加え、
「ぐーたら」という重い十字架を背負った三重苦のうぷ(-0-;;
まさに、最強の「片付けられない女」なのです(+_+;;

hare03 17年前、うぷはお家を建てました。
夢のマイ・ホームなので、夢は無限に広がりましたが、
悲しいかな、予算には限りがありました(*_*;
その夢と現実の狭間でシワ寄をくらったのが、収納。
諸先輩方から、「ゆめゆめ、収納をおろそかにしはなりませぬ」と、
きつくのアドバイスを受けていたにもかかわらず経費削減の標的にされ、その結果、
置き場の定まらないあれこれが、いたるとこでオブジェと化す事に…(+_+;;
殊にオブジェ化の著しかったのがリビングのカウンター下。
そこでうぷは、いっその事、カウンター下をそっくり収納にしてしまおうともくろみました。
それからというもの、折に触れ、丁度いいサイズの収納棚を探し続けましたが、
そうそう都合のいいのは見つからず、オブジェは増えるばかり…。
どうしよう…(*_*;
このままでは、わが家はオブジェの館になってしまう…。
うぷは、既製品を探すのをあきらめ、ジャストサイズの棚を作ってもらうことにしました。
とは言っても、作ってくれる所にあてがあるワケではなく、またまた探すハメに…。
そんな中、うぷは高崎の天然酵母パンの店「まな」さんのショーケースに一目ぼれしました。
木を、ひとつひとつやわらかく積み重ねたような、あたたかみのある優しいショーケース…。
「収納棚、この人に作ってもらいたい!」

その優しいショーケースを作ったのは、㈱正和の家具職人・和久さん。
木をこよなく愛する、優しくて素敵な職人さんです。
うぷの希望を丁寧にヒアリングし、いろんなプランを提案、
労を惜しまず手間ひまをかけて下さいました。
そしてこの土曜日、その収納棚が、とうとう出来上がりました。

kirakira01 その日は朝から、和久さんと3人の職人さんが取り付け作業に来てくれました。
和久さん同様に、みなさんとても丁寧なお仕事ぶり。
ジャストサイズを求めたうぷの希望に応えるため、作業は一日がかりです。
その作業の合間、ひとりの職人さんがうぷに話しかけました。
「俺、この家を建てた時の大工のひとりです。」
うぷはビックリして、「えー、ホントですか!?」
すると和久さんが「この人、僕の兄なんです。同じ、和久です。」と紹介。
うぷはまたまたビックリ!
「そうですか、ご兄弟ですかぁ!
そう言えば、この家を建ててくれた棟梁も「わくさん」でしたよ。」
今度は和久さんがビックリ!160717-1
「えーッ!! それ、僕の親父です!!」
今度は、その場にいた全員が超・ビックリ!!!
そんな、ドラマみたいな事ってあるのでしょうか!
うぷは、17年前の上棟式の写真を持ち出してみました。
そこには、若かりし兄・和久さんと、
家具職人・和久さんによく似た面差しの 棟梁・和久さんの姿が…。
「見覚えのある現場だなーって思って。
ご主人の事も覚えてますよ。よく、現場に来てました。」
と、しきりに懐かしむ兄・和久さんの隣で、感慨深げな家具職人・和久さん。

160717-2なんという、巡りあわせ…。
群馬県内に、大工さんっていったい何人いるのでしょう。
家具職人さんも、いったい何人いるのでしょう。
その大工さんが、別のお仕事で同じ現場に行く確率って?
偶然見かけたショーケースに一目ぼれし、作った人を探し、
その人に仕事を頼む確率って?
160717-3しかもそれが親子である確率って?
これって奇跡!?

うぷは思わず鳥肌が立ちました。

その当時、予算がなくて棟梁・和久さんに作ってもらう事のできなかった収納は、17年後、
ふたりの息子さんたちの手で我が家に納まりました。
17年の時を経て経年劣化した部分も、ふたりの息子さんが補修してくれました。
なんて見事な親子リレー。
…。
けれども、
棟梁・和久さんは、残念なことに3年前にお亡くなりになったそうです。

棟梁・和久さん。
あなたの作ってくれたお家で、私たち、日々を過ごしてますよ(^-^)
すてきなお家を、ありがとうとざいます☆彡
そして、
あなたのふたりの息子さんは、腕もお人柄もすてきな職人さんになっていますよ(^o^)/
そのすばらしいお仕事ぶり、この私が、しかと確かめました!
大丈夫! 安心して下さいね~(^-^)q

もう知ってる?
ですよね~\(^O^)/

160717-4

棟梁・和久さんのご冥福を、心からお祈りいたします…。


 それでは
   また来週~(^-^)/~


同じカテゴリー(先週までのうぷ)の記事
 ~さくら閑話 2020~ (2020/4/5号) (2020-04-06 01:09)
 ~クレーム~ (2018/11/7号) (2018-11-07 02:38)
 ~ごほん!といえば 龍角散~ (2018/10/21号) (2018-10-22 00:57)
 ~焼きそばサンド~ (2017/10/29号) (2017-10-30 23:39)
 ~翻訳のトンネルを抜けると…~ (2017/10/15号) (2017-10-17 01:01)
 ~虫の声~ (2017/10/1号) (2017-10-01 23:23)

この記事へのコメント
❤ ちんあなごさん

「良い偶然でしたね。」では、不正解です。

よい回答例は、
「奇跡のような巡り合わせだったね!」
「すげー 奇跡じゃん!!」
といったところでしょうか。
締め切りには間に合いましたが、
キーワードの「奇跡」を使わなかった事で、-20点、
「!」マークを使わなかった事で、-10点 です。
「そう言えば、」以降の自分の体験を織り込んだ所は、気持ち込められているので、+15点をあげましょう。

今回のレポート提出は、免除します。
Posted by うぷうぷ at 2016年07月23日 20:30
良い偶然でしたね。

そう言えば、オイラの人生も偶然と行き当たりばったりの計画性ゼロです。

締め切りにまにあったかなぁ?
レポートは嫌だよ~
Posted by ちんあなご at 2016年07月23日 18:17
❤ ちんあなごさん

今週も、無断欠席ですか?
いけませんねぇ~”d(-_-;;
レポート提出ですよ~!
Posted by うぷうぷ at 2016年07月21日 23:29
❤ wakuwakuさん

こちらこそ、ありがとうございます。
この奇跡のような巡りあわせ…。
人と人の縁の不思議さ、嬉しさ…。
私にとっても、けして忘れる事の出来ない、すてきな日となりました(^-^)

収納棚は、wakuwakuさんを信じてホントによかった!
気長に待っていた甲斐があった…というより、期待以上の仕上がりに、とっても満足しています(^O^)
「材料の入手がなかなか大変」とは伺ってましたが、まさかそんなにご苦労をおかけていたとは思いもせず、ワガママばかり言って申し訳なかったです<(_ _)>
(でも、まだまだ言う予定なので、覚悟しておいて下さいネ)

がんばってお片付けし、次回…とは言えないのですが、wakuwakuさんに、棟梁・和久さんが作った我が家をお見せしますね(^-^)
(言っちゃったよ!ひえー、プレッシャー!)

これからも、wakuwakuブラザーズと、網走さん、寡黙さんのご活躍を心から応援しています(^-^)/
Posted by うぷうぷ at 2016年07月21日 02:34
❤ ayaさん

ayaさんまでそんなプレッシャーかけてwww(T^T)
収納棚が完成しちゃった今、片付かない理由は「ゆみさんが、お片付け講座をしてくれないから~♡」しかないんです(T_T)
いつの日か、「片付いたので、ayaさん、お茶しき来て♡」って言えるといいな…。
…「いいな」じゃなくて、ふせんに書けって?
Posted by うぷうぷ at 2016年07月21日 02:13
❤ よっさん

うふふ…。
ブログ、見て下さってて嬉しいですぅ~(^-^)
先日は、楽しい一日をありがとうございました♡
それにしても…
「これからどんどん片づいてゆくリビング」!?
よっさん、どーして、そー、プレッシャーかけるのー(+_+;;
苦しみが増えましたよ〜(T^T)
Posted by うぷうぷ at 2016年07月21日 02:01
❤ ぐーたら主婦?!さん

捨てられない人ばかり?
それはそれでいいのよ~(^-^)q
我が家みたいに捨てちゃう人との組み合わせだと、油断してると捨てられちゃうので、毎日ハラハラよ(+_+;
収納場所から物があふれてるの?
じゃあ、いい家具職人、紹介するわよ~(^O^)/
Posted by うぷうぷ at 2016年07月21日 01:55
❤ あいさん

ホントに、人と人との出会いって不思議ですよね。
あいさんとこうして親しくさせて頂いているのも、あいさんの書いた一枚のふせんがきっかけですよね?
…ふせん…ふせん……。
あいさん、もしかして例の繰り返しふせん、また来週に貼った?
超・プレッシャーなんですけどー(T_T)
Posted by うぷうぷ at 2016年07月21日 01:45
記事にしていただきありがとうございました☆お時間とってもかかってしまいましたが気長に待ってくださり、また私の感覚に任せると言ってくださった事、本当に感謝しています☆材料の調達から苦戦し、山桜の板の入手は何件も巡って巡ってようやく見つけることができました。
長い道のりでしたが、ようやく納品にたどり着くことができてよかったです☆


それにしても本当に生涯忘れることのできない思い出の1日となりました。

まさか親父の建てた家に息子2人で仕事を再びさせていただくとは…


感慨無量です☆

親父の晩年の口癖が
「人生は思い出作り」でした。
こうやって色んな見えない力が縁となりうぷさんと知り合えたことも私の中での大切な思い出の1つとなりました☆

木の素晴らしさ、仕事に対する熱意と姿勢、人と縁することの楽しさを教えてくれた親父。

きっと今回の縁を喜んでいるに違いありません☆

木は素晴らしいです。
年々変わりゆく表情を楽しみながら少しでも心豊かな暮らしのお手伝いの一部になれば幸いです!!!


本当にありがとうございました☆
Posted by wakuwaku at 2016年07月19日 21:37
奇跡ですね〜。
それにしても、素敵なデザインですね。
きっとすごいお宅なんでしょうね(≧∇≦)
Posted by aya at 2016年07月19日 08:23
ついに完成しましたか〜 おめでとう❣️
これからどんどん片づいてゆくリビング! 楽しみが増えましたね〜
Posted by よっさん at 2016年07月18日 22:26
偶然の重なりが出会う運命となったのですねどっかのドラマみたいですね我が家も捨てられない人ばかりで、収納場所から物があふれてますよ
Posted by ぐーたら主婦?! at 2016年07月18日 22:03
なんて素敵な偶然、いや奇跡!!!
運命を感じるような出来事でしたね〜〜♪
棟梁の和久さんも天国で喜ばれていることでしょう^^
Posted by あい at 2016年07月18日 20:08
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
~奇跡の収納棚~ (2016/7/17号)
    コメント(13)