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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2020年12月30日

~ 居酒屋 よみうり前 ~ (2020/12/30号)

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hare03 お正月の風物詩・箱根駅伝。

重度の運動音痴のうぷですが、スポーツが嫌いなワケではなく、観るのは大好き。
特にテレビ観戦は、大変得意としている所です(^o^)9

お正月、われらがニューイヤー駅伝に続いてうぷが楽しみにしているのが、この箱根駅伝。
毎年テレビの前で熱い声援を送っています。
いつか、新春の寒風吹きすさぶ沿道で、読売新聞社の旗を振りながら応援してみたいな~とずっと思っていましたが、ひょんな事から今年のお正月、主人と2人で現地観戦に行く事になりました(^-^)

場所は、スタート地点。
大手町の読売新聞本社前です。

スタートは1月2日 午前8時。
テレビで見ると、スタート地点は、毎年多くの人でごったがえしています(・_・;

スタート地点て、どんな所なのかな?
何時ごろ行ったらいいのかな?

うぷはネットで事前情報をいろいろと探ってみました。
その結果、確かな事は、まぁあんまりよくわからなかったのですが、とにかく地下鉄の始発の時間に行ったのでは遅い…という事だけはわかりました。
そこで、うぷは1月1日に大手町の近くに宿をとり、始発が走り始める前にスタート地点へ行くことにしました。

その1月1日の夕方、うぷと主人は、念のためスタート地点の下見に行きました。
すると、そこにはなんと、すでに明日のスタートの応援のため、ビル風吹きすさぶ読売新聞社前で一夜を明かそうという人がちらほら…w(*o*)w
これは、始発の前じゃなくて、前日の終電前からスタンバイする必要が…!?
そこでうぷは、近くにいた人に声をかけ、どんな様子なのかを伺いました。

4人のみなさんそれぞれ個人で応援に来ていて、明日はこのスタート地点で応援する予定でいるそうです。
初観戦組が多い中、14年間毎年ここ大手町で応援している方もいてびっくり!
「こども達のがんばっている姿を見るのが、とても楽しみなんだ」とおっしゃるKAさんは、選手ひとりひとりに温かなまなざし向け見守っている、穏やかで優しい方でした。
KAさんを中心に、うぷたちは「箱根駅伝2020」LINEグループを結成。
夜明けまでの長い夜を、このスタート地点で共に過ごす事になったのでした。


hare03 午前8時。

「東京箱根間往復大学駅伝競走」の横断幕の下に、21人の選手が並びました。
その胸には、これから217㎞を選手と共に走り抜けるタスキが掛けられています。
一瞬の静寂のあと、ビルの谷間にピストルの音が響きました。

21本のタスキは、うぷの目の前を、0.8秒で駆け抜けていきました。

走り去る選手を見送ったあと、みなさんとはここでお別れ。
この後は、めいめいで次なる応援に向かいます。
KAさんは、明日の復路のゴールを待つため、このまま大手町に留まるとの事。
KOさんは、なるべくたくさん応援するため、選手を追いかけてダッシュで駅のホームへ。
HGさんHRさんは、KOさんに同行して応援を続けることになりました。
そして、うぷと主人も、次なる目的地へ…p(^-^)q

お正月の寒空の下で一晩を過ごして待ちわびたシーンは、まさにあっという間。
いえ、正確に言ったら「あ」の字の最初の横線を引き終わるかどうか、くらいの瞬間でした(^-^;
でも、その瞬間そこあっという間でしたが、ここで経験した思い出は一生の宝もの。
夜の寒さ、共に過ごしたみなさん、ワクワクした夜明け、ピンと張りつめたスタート前、そして目の前を駆け抜けていった選手たち…。
きっと、お正月が来るたび、何度も何度も繰り返し思い出します。
この2020年大会の事……。

20201230-1


hare03 来年の箱根駅伝は、運営する学連の生徒さんの尽力により、辛うじて開催となりました。
けれども、新型コロナ感染拡大を避けるため、沿道での応援は自粛が求められています。

にわか結成の「箱根駅伝2020」LINEグループ。
でも、まだこのタスキはつながっていて、今も時折り、駅伝情報や近況などのLINEを
頂きます。
2021年の箱根駅伝、みなさん来年は自宅でテレビ観戦するそうです(ホントに?)
約束した大手町・読売新聞社前での再会は、残念ながら来年は果たせそうにありませんが、今はなによりも体を大切に、それぞれの場所でお元気でいてほしいと願っています。

ところで、タイトルの「居酒屋 よみうり前」って?
うふふ…。
それは、今年の駅伝を一緒に応援した6人にしかわかりません(^-^)

あしからず…(^-^)


flower 今までに経験したことのない未曽有の事態の続く2020年も、あともう一日。

ばんばん更新する予定だったおさかな通信。
最初は順調でしたが、だんだんと失速してしまい、面目ありません<(_ _)>
2021年は、再度「ばんばん更新」を目指したいと思いますので、来年もどうぞよろしくお願いします。

不安の尽きない年越しです。
一日も早く、平穏な日々が戻る事を願ってやみません。
どうぞみなさん、くれぐれもお体に気を付けて、よいお年をお迎えください…。


それでは
    また来年~(^-^)/~
  


Posted by うぷ at 03:16Comments(2)今週のうぷ思う事

2020年09月14日

~ 稲妻を見る女 ~ (2020/9/14号)

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hare03 われらが上毛かるたにも謳われている上州名物といえば、
『雷とからっ風、義理人情』。

あまり大っぴらに公表してはいませんが、実はうぷ、稲妻が大好きです。

お年頃の頃は、ピカピカ・ゴロゴロすれば「きゃー!」とか言ったり耳をふさいでたりして、人前では乙女のフリをしていましたが、実は、ココロの中ではドキドキ・ワクワク~(^。^;
気圧は下がっても、うぷのテンションは急上昇なのでしたA(^_^;


hare03 大気の状態が不安定になり、積乱雲がもくもくと発達してくると、うぷの情緒も不安定になり、ワクワクがどんどん発達。
ゴロゴロと遠雷が聞こえ、湿った冷たい風が吹き抜け、ボタリと大粒の雨粒が落ちると、うぷは「来たーッ!」とココロの中でこぶしを握ります(^O^)9
やがて、地を震わすような雷鳴が轟き渡り…

ビカッ!
ガラガラッ!!
ズドーンッ!!!

そりゃあ、いくら好きでも地が震えるほどすぐ近くに雷が落ちれば、うぷもそれなりビックリしますw(*O*)w
それに、落雷による事故は毎年発生していて亡くなる方もあるのですから、「好き」と言っていられるのも、建物や車の中という安全圏にいるからこそ。
でも、このとてつもなく豪快な自然現象に、なぜかうぷのココロは否応なく湧き立ってしまうのです(^-^)

空を駆ける稲光。
その、自然が描き出す光の軌道はなんて美しいんでしょう。
光る場所が予測不能なので、バッチリ視線にとらえる事が出来るのはまれなんですが、ちょうど視線の向いた先に稲妻が光ると、うぷも目を輝かせて「おぉーーーっ!」と雄叫びをあげてしまいます(^-^)

また、空を切り裂いて地上に落ちてくる稲妻もカッコいいんですが、うぷは、幾重にも垂れこめた雲が怪しく光るのも好き(幕電といいます)。
時々、雲間にプラズマのような放電があったり、ひとかたまりの雲全体に網目のような稲妻が走るのを目撃できると、うぷは雷神様の連太鼓に合わせてカズダンスを踊りたくなるくらい興奮してしまいますf(^。^;;

ところで、長年、稲妻愛好家をしているぷには、ココロに残る3大稲妻があります。
どれもとっても迫力があり美しい稲妻ですが、なにせうぷの記憶の中に残るだけなので、ここで画像をお見せできないのがすごく残念(T_T)
いつか、記憶を画像にして取り出せるアプリができたら、ぜひこのおさかな通信で披露したいと思っていますので、どうぞお楽しみに~(^o^)/

20200914-1

hare03 自宅にいる時に激しい雷雨があると、うぷは2階の窓辺のカーテンの隙間から空を見上げて稲妻を探します。
ことに夜の雷は、迫力も美しさも格別。
何十分でも、飽きることなくお空の観察(^-^)

でも、暗い部屋の窓辺で目を輝かせて稲妻を見る女を主人はどう思っているのか、一度よく聞いてみたいと思います(^_^;


それでは
    また次回~(^-^)/~
  


Posted by うぷ at 01:15Comments(4)今週のうぷ思う事

2020年08月13日

~ スカーレットとメラニー ~ (2020/8/13号)

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hare03 先日の新聞に、女優のオリビア・
デ・ハヴィランドさんがお亡くなりになったという記事が載っていて、うぷはとても驚きました。
まだ、ご存命だったとは…。
104歳だったそうです。

デ・ハヴィランドさんは、アカデミー主演女優賞を2度も受賞された名女優です。
でもその訃報を伝える記事には、アカデミー賞を受賞した主演作ではなく、脇役での出演であった映画『風と共に去りぬ』のメラニー役を演じた女優として紹介されていました。
そしてうぷもまた、メラニー役の女優さんとして記憶していました。


hare03 小説の『風と共に去りぬ』は、うぷに読書の面白さを教えてくれた作品です。
アメリカ南北戦争を背景に、南部の大農園の娘として生まれたスカーレット・オハラが、戦争の荒波に翻弄されながらも力強く生きる、その波瀾の半生が描かれています。
後にハリウッドで映画化、アカデミー賞で9部門を獲得し不朽の名作と謳われました。
長大な小説は読んだ事がなくても、テレビ放送などで映画をご覧になった方はいるのでは?
最近では、作品の中で描かれる黒人奴隷の表現に問題があるのではないかという指摘があり、動画配信サービスが一時的に停止され、話題となりました。

主人公のスカーレット・オハラは、南北戦争後の貧困と混乱を、強靭な意思と不屈の精神でたくましく生き抜く、強くてしたたかな人。
どんな苦境も決してあきらめない生き方にとても魅了され、わがままで自己チューな性格さえも眩しく鮮烈でした。
さらに、映画でスカーレット役を演じたヴィヴィアン・リーの美しさが、スカーレッ・オハラをさらに魅力的にしました。
スカーレット・オハラは、10代のうぷの憧れでした。

メラニー・ハミルトンは、スカーレットの義妹(メラニーの兄が、スカーレットの最初の夫)で、スカーレットとは対極的な女性。
誰にも優しく、たおやかで思慮深い人です。
その謙虚で穏やかで思いやりにあふれる人柄は、まわりの人から慕われ愛されます。
そしてメラニーはただ善良なだけの人ではなありませんでした。

 ある日、北軍の兵士が屋敷に盗みに入りました。
 スカーレットは自分と家族と食料を守るため、拳銃で兵士を射殺します。
 病身のメラニーは兄の形見の軍刀を手に駆け付けますが、スカーレットは
 「メラニーはあの軍刀を持ち上げる事さえ出来ないくせに」と、
 半ば蔑むように思います。
 数年後、病気のためメラニーは亡くなります。
 その枕辺でスカーレットは、あの日の事を思い出しました。
 「あの時メラニーは、持ち上げる事も出来ない軍刀を手に戦おうとしていたのだ。
 いざとなったら、その軍刀で盗人を殺すか、あるいは殺されていたのだろう」
 と悟ります。
 過去を振り返れば、メラニーはいつの時も影のように寄り添い、
 盲目的な誠実さをもって自分を支え、守っていてくれていたのだと痛感するのでした。

メラニーは愛し信頼する人のためなら、決してひるまず立ち向かう強さも持っている人でした。
うぷは、「風と共に去りぬ」を何度も読み返しているうちに、10代の頃は何の魅力も感じなかったメラニーに強く共感するようになり、そしていつしか、メラニーがうぷの理想の女性像になりました。

あれからン十年…。
うぷは、ヒロイン達の年齢をとうに過ぎました。
最初はスカーレットに憧れ、やがてメラニーのようにありたいと思っていました。
でも今の自分は、スカーレットのように強くもなれず、さりとてメラニーのような優しさ穏やかさ誠実さも身につかないまま…。
うぷは今、ずいぶんと長い年月を漫然と過ごしてしまった事に愕然としています。



hare03 小説『風と共に去りぬ』は、今も変わらずうぷの愛読書です。
激しく変化する時代を生きたスカーレットとメラニーの姿は、読み返すたび胸が熱くなります。
デ・ハヴィランドさんの訃報を伝える新聞の小さな記事をを見つめながら、うぷは『風と共に去りぬ』の最後の一節を思い出していました。
うぷにとって、エールのような言葉です。

― Tomorrow is another day ―
― 明日はまた明日の日が照るのだ*
*大久保康雄/竹内道之助 訳
20200813-1
オリビア・デ・ハヴィランドさんのご冥福を、心からお祈り致します……。



 それでは
    また次回~(^-^)/~

  


Posted by うぷ at 02:26Comments(5)今週のうぷ読書思う事

2020年07月26日

~ ネジバナの花言葉 ~ (2020/7/26号)

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hare03 ついつい怠りがちの、お庭の草むしり(-“-;;
あれよあれよという間に大草原と化してしまい、ついに除草をお願いする事にしました。
「それくらい、自分でやれよ」とのご意見も多数あろうかとは思いますが、草むしりをする予定が立つまで草が伸びるのを待ってくれないものですから、人の手を借りる事にしたワケです(=_=;


hare03 除草を3日後に控えたある日、出勤前にちょっとお庭を横切った時、ふと、生い茂る草の中にピンク色の見慣れない花が咲いているのに気づきました。
近くで見てみると、それはネジバナでした。

ネジバナは、道ばたでも時々見かける特別めずらしい花ではありませんが、見たまんまの何のひねりもないネーミングと、小さいながらも凛と真っ直ぐに立つ姿が印象的で、大好きな野草です(^-^)

種でも飛んできたのでしょうか。
知らない間に、うぷのお庭に根を下ろし花を咲かせていたなんて、朝からとっても嬉しくなりました。
でも、除草まであと3日(゚_゚;;
せっかくお庭に咲いてくれたのだから、せめてこのネジバナだけは助けたいと思い、うぷはその日、100均で植木鉢をひとつ購入して帰宅し、お庭に咲いたネジバナを植え替えました。
会社の制服のまま生い茂る草の中でネジバナを救出していると、ういれしい事に、朝みつけた一本だけじゃなく、近くに2本咲いていました。
その2本も植木鉢に移し替えていると、なにやら目の隅にピンク色がチラリ…。
「あら、ここにも咲いてる(^_^)」
足元を見ると…。
「あらら、ここにも咲いてる(^-^)」
立ち上がって、あたりを見回すと…。
「あ、そこにも咲いてる(^o^;)」
「あ、あそこにも(^。^;; )
「あそこにも、あそこにも、あそこにも、あそこにもーーー(@_@;;; 」
買ってきたひとつばかりの植木鉢はすぐにいっぱいになり、日も暮れてきたので、続きは明日にする事にしました。

最終的に植え替えたネジバナは、まさかの118本~(^。^;;
追加購入した植木鉢では事足りず、駐車場の隅や玄関脇にも植え替えましたが、地主もビックリの繁殖ぶりでしたf(^_^;


hare03 あれから2週間――。
せっせと植え替えたネジバナは、今はお花の時期を終えただの草と化しています(^_^;
でも、せっかく救出したのだから来年もまた咲いてほしい…。
ガーデニングにはあまり熱心でないうぷですが、もともと野草なので育て方は比較的かんたんらしく、うぷでもなんとかなりそうです。

ネジバナは、小さいながらもラン科のお花で、特徴はやはネジネジしたお花部分。
ギリシャ語の学名も、「らせん(speire)」と「花(anthos)」という意味の「Spiranthes(スピランセス)」だそうです。
調べてはみませんでしたが、多分、英語でもフランス語でもイタリア語でも中国語でも、もしも咲くならアラビア語でも、きっとストレートに「ねじねじした花」的な名前がついているんだろうなぁ…と、うぷは推測しています(^_^)b

こんな小さなお花ですが、ネジバナにも花言葉がありました。
その花言葉は「思慕」。
由来は、なんと万葉集からだというから驚きです(゚O゚)
万葉集に
 芝付(しばつき)の 御宇良崎(みうらさき)なる 根都古(ねつこ)(ぐさ) 
 逢ひ見ずあらば 吾(あれ)恋ひめやも
という歌があり、この「根都古草」がネジバナの事。
歌の意味は「あなたに逢うことがなければ、私は恋に苦しむことはなかったのに」という意味で、恋に苦しんで身をよじる姿をネジバナに重ねているのだとか……。

ふーん……。
見たまんまの名前と違って、花言葉はちょっとひねり過ぎな気が……(^_^;;

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それでは
    また次回~(^-^)/~

  


Posted by うぷ at 00:59Comments(0)今週のうぷ思う事

2020年06月28日

~ ホタルの光 ~ (2020/6/28号)

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hare03 うぷの家のそばには小さい川が流れていて、季節になるとホタルがやってきます(^-^)
夜、お夕飯をすますと、主人とふたりパジャマでホタル狩り~(^o^)/
夜な夜な、サラサラと水の流れる音を聞きながら、ひそやかに光るホタルの舞を楽しんでいます。


hare03 光を放つ不思議で美しいこの虫はずーっと昔から日本に生息していて、平安時代から様々な物語に描かれています。
その中でも特にホタルが重要アイテムとして使われているのは、なんといっても源氏物語の『蛍』の帖でしょう。
蛍の帖は、長~い源氏物語のちょうど中間あたり。
主人公の光源氏は、自身のスキャンダルのため一度失脚したものの再び都に返り咲き、権力の頂点を極めている頃のお話。

光源氏36歳の時。
源氏の君は若いころ、自分の不注意から恋人を死なせてしまった事がありました。
その恋人・夕顔の君には、以前につきあっていた恋人との間に4歳の娘が一人ありました。
夕顔の死後、この娘の行方がわからなくなっていましたが、ひょんな事から居場所が判明し、源氏の君は夕顔への罪滅ぼしと、その娘を自分の娘という事にして引き取りました。
娘は20歳になっていて、「玉鬘(たまかずら)」と呼ばれ、とても美しく成長していました。
時の人・光源氏の娘で、お年頃で、しかも美人(との噂)。
という事で求婚者はひきもきらず、その中でも、源氏の異母弟・兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや)は何度も手紙を寄こしたりと、特に熱心でした。
ある日、兵部卿宮は玉鬘から手紙をもらい(実は源氏が書かせた)、夜、玉鬘の元を訪ねます。
当時、未婚女性の顔を見るのはエチケット違反だったので、兵部卿宮は暗い部屋で几帳(きちょう/パーテーションみたいなもの)を隔ててお話ししていました。
するとそこに、源氏が袖に隠していたたくさんの蛍を玉鬘の顔の近くに放ちます。
暗闇の中、蛍の光に浮かび上がった玉鬘の姿は夢のように美しく、兵部卿宮はますます玉鬘への思いと募らせます。

なんて幻想的で美しい場面でしょう…(^-^)
こんなロマンチックな設定、作者が女性だからこそ描けたんじゃなでしょうか。
1000年前でも、やっぱり女子は夢見がち…(*^_^*)
このシーンから、この巻は「蛍」の帖と呼ばれ、登場する兵部卿宮も(同名の登場人物がいる事から)蛍兵部卿宮と呼ばれるようになります。

それにしても、暗闇の中で顔かたちがわかるようにするには、いったい何匹のホタルが必要なのでしょう。

調べてみたところ、ホタルが20匹でローソク1本分の明るさになるそうです。
うーん…。
ローソク1本くらいじゃ、ロマンチックにはほど遠い…。むしろ、稲川淳二の怪談ナイトに近いような気がします(-_-;;;
ネット情報だと、70匹くらいいると新聞が読めるくらいになるとの事なので、兵部卿宮のハートをドキュンとするには、最低でも70匹は必要なのではないでしょうか。
でも、いくらホタルとはいえ、顔の近くに70匹もの虫が群がったらちょっと怖い(T_T;;
しかも、玉鬘の君はさほど兵部卿宮に関心があるわけではないのようなので、さぞかし迷惑だった事でしょう(-_-#
設定はロマンチックでしたが、蛍兵部卿宮の恋は片想いのまま終わります。
物語には言及はありませんが、地位・容姿・人柄ともに申し分のない蛍兵部卿宮がフラれたのは、顔の近くで70匹も虫が飛んでいた事が玉鬘のトラウマになったせい…と、言えなくもないのでは?


hare03 夜ごとのパジャマのホタル狩りも、今年はそろそろおしまいです。

「あんまり密集して飛ぶと、ホタルのおしりが赤く光って、蛍アラートが発せられるかもよ」
「それなら青く光って、医療関係者の方々に感謝を伝えるブルーライトアップもしないと!」
と、例年にはない会話もあった今年のホタル狩り。
来年は、飛び交うホタルの舞を、純粋に楽しめるようになっていたいものです。

ホー ホー ホタル来い
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それでは
    また次回~(^-^)/~
  


Posted by うぷ at 23:42Comments(4)今週のうぷ読書思う事

2020年05月24日

~ 全治4週間 ~ (2020/5/24号)

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hare03 1ヶ月ほど前、右手が突然痛くなりました(・_・;;
                (詳細⇒http://osakana.gunmablog.net/e408295.html)
あんまり痛いので、お医者さまに見てもらいましたが、これといった外傷はなく、骨にも異常ありません。
腱鞘炎を疑いましたが、それでもないらしい…(-“-;;
お医者さまに「どこかにぶつけなかった?」と聞かれましたが覚えはなく、一応、念のための血液検査をしました。
検査結果が出るのは一週間後。
その間、痛み止めの塗り薬をぬりぬりし、左手にサポートしてもらいながら過ごしていました。

一体なにが原因なんだろう…(=_=;
外傷もなく、骨にも異常がなく、腱鞘炎とも言えない……。
それで手の関節が痛いとなると、疑われる病名がひとつありました。
心配性のうぷ、ついついネットで検索しちゃいました。

hare03 その病気は、免疫不全によって発症するもの。
自分の体を自分の免疫が攻撃してしまい、激しく痛み、やがて関節や骨が変形してしまいます(・_・;)
いちどかかると完治が難しく、治療はお薬で症状を抑えるという対処療法。
3分の1の人は、やがてお薬を飲まなくても症状が出なくなり(治った訳ではない)、
3分の1の人が、症状を抑えるために一生お薬を飲み続け、
残り3分の1の人は、お薬が効かないのだそうです(ノ゚ο゚)ノ

お薬による治療はなるべく早く始めるのが望ましいとの事。
ところがその薬物治療というのが「一時出来に免疫力を弱める」事なのだそうですw(゚O゚)w

このタイミングで免疫力を弱めるの!?
いやいや、この時期それはヤバいでしょう!
今は以前にもまして免疫力を高めなければ心配な時。
かといって、治療だって一刻も早く始めたい!
どうしよう…(・_・;;
どうしたらいいんだろう……(-_-;;

うぷはそんなことをグルグル考えて、眠れぬ夜をすごしました(T_T)

結果から申し上げます。
血液検査の結果、うぷは、病気ではありませんでした。
先生いわく
「まったく、全然、(その病気に)かすりもしてない。」
へッ!?
となると、この右手の痛みは⁉
「どこかでぶつけたんじゃないかと思うけど、覚えはないの?」
うーん…。
うぷは、こんなに痛くなるほどどこかにぶつけた覚えはないのですが、記憶力にはめっぽう自信がないので、そう言われると確信をもって「ありません!」とは言えず…(@_@;;

うぷは検査結果の説明をうけがなら、重ねて聞きました。
「ここ、まだ痛いんですけど、本当に病気じゃないんですね? 治療しなくていいんですね?」
先生は、優しく微笑みながら、
「そのうち痛みはひくと思うけど、長引くようならまた来なさいね。」
とおっしゃり、そして、
「かかっていない病気をあれこれ心配するのは、あなたの悪い癖ですよd(^_^#」
と、トドメのひとこと(T_T)
(↑ かかっていない病気を心配して、ご迷惑をかけた前科あり)

hare03 不思議なことに、右手の痛みは翌日からどんどん引いていきました。
関節に多少の違和感はあるものの、もう、ほとんど通常営業(^_^;

「だから言ったでしょう(^_^)b」
うう…。
先生のドヤ顔が目に浮かぶ…(・ ・;)ゞ

結局、どこかにぶつけた覚えはないままの、
原因不明の全治4週間なのでした…(?_?)

20200524-1


 それでは
    また次回~(^-^)/~



  


Posted by うぷ at 23:30Comments(2)今週のうぷ思う事

2020年05月15日

~読書のすゝめ ~プリンセス・トヨトミ~ ~ (2020/5/15号)

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hare03 今年のゴールデンウイークは、外出を自粛して自宅で過ごすステイホーム週間。
うぷも多くの方々と同じく、お片付けやお裁縫やお料理などに精をだして、まるでぐーたらじゃない主婦みたいな毎日を過ごしていました(^-^)v

GW中、テレビではどの局でも今後の見通しなどについてさかんに報道されていて、うぷも大いに関心を持って見守っていましたが、その中で、大阪府の吉村知事が発表された出口戦略「大阪モデル」に、うぷは、あれれれ~(*’o’*)と思う事がありました。
それは、「解除基準の達成状況を 緑・黄色・赤 に色分けし、状況に応じてライトアップする。」というもの。
吉村知事は、これを大阪城や通天閣、太陽の塔などで実施したいと提案しました。

もしも、危機的状況になったら、大阪城を赤くライトアップする。

ん?
それって、あの小説のあの場面でしょう!!

hare03「あの小説」とは、万城目学さんの小説『プリンセス・トヨトミ』という作品です。
2008年に発表された長編小説で、その後映画化もされたので、ご存じの方も多いでしょう。

万城目学さんの小説は、普通の日常の中に別の世界が存在しているという独特の作風で、それはファンタジーともSFとも違う独自の世界。
「万城目ワールド」と呼ばれています。
うぷは、読み始めるとあっという間に物語の中に引き込まれ、「それからどうなるの?」「それから? それから?」と、ついつい最後まで一気に読みたくなってしまーう(^_^;;
凹んでる時などに読むと、くよくよしてる事など忘れさせてくれるほど夢中になれるので、ビタミン剤みたいな作家です。
でも万城目ワールドを説明するのはとっても難しくて、うぷがそのあらすじを伝えようとすると、なんだかトンチンカンなファンタジーみたいになっちゃって、どんなにがんばっても1ミリもその世界観を伝える事はできません(^_^;

この『プリンセス・トヨトミ』は、大阪を舞台にした万城目学さんの代表作のひとつ。
先ほども書いた通り、うぷの文章力ではこの小説の面白味を1ミリもお伝えできないので、ざっくりプロットだけお伝えします。

・東京から、3人の会計監査院の調査官が大阪を訪れ、実地検査を行う。
・「社団法人OJO」という団体の調査をすすめると、思いもよらない事実を知る。
・実は、大阪には日本から独立した「大阪国」が存在し、その国家は400年にわたって脈々と受け継がれていた。
・大阪国は大切なあるものを守るために存在しており、それが脅かされた時、大阪国民はある合図とともに立ち上がる。
という筋立て。
その合図というのが、「大阪城が赤くライトアップされる」事なのです。
この合図が発せられると、危機に瀕したあるものを守るため、大阪国の国民は、父から子へと引き継がれてきた教えに従い行動を起こします。
それにより、大阪の全機能は停止してしまいます。あたかも、ロックダウンのように…。

この、なんとも壮大でありえへん設定を、万城目学さんのペンはとてもリアルに緻密に描いています。
実は本当に大阪国があるんじゃないやろか…と思えてしまう程(^。^;;
物語はこの奇想天外な設定を背景に、会計監査官の思惑、大阪国を守ってきた人々の人間模様、次代を担う子供たちの成長が静かに語られていて、最後は胸が熱くなり、そして少し泣いてしまいました…。

映画は2011年の公開です。
主演は、堤真一さん・綾瀬はるかさん・岡田将生さん・中井貴一さん。
うぷは観ていませんが、とっても豪華なキャストなので、きっと見ごたえのある事でしょう。
映画は、ネットレンタルや動画で観られると思います。
でもうぷとしては、できれば本で読んでほしいなと思うのです。

「大阪城が赤くライトアップされる」
それは、大阪国民が亡き父から受け継いだ約束を果す時。
小説では、この時それぞれの心に去来する想いが丹念に描かれています。
父から子へ、母から娘へと伝えられた、自分たちにしか価値のわからない「大切なもの」を守ろうとする姿…。
映像でさらりと観てしまうのはなく、万城目学さんが紡いだ言葉で、ゆっくりと読みほどいてほしいと思うのです。

hare03 大阪市の予算の都合上、大阪城ライトアップは経費がかかるため断念となり、ライトアップは通天閣と太陽の塔で実施されています。
…でも、断念したのは本当に経費がかかるからなのかな……。
本当は、大阪城を赤くライトアップしちゃうと、大阪国が立ち上がっちゃう心配があるからなんじゃないかな…と、うぷは疑っています。

20200515-1不要不急の外出は、まだまだ控えたほうがよいでしょう。
どうせおうちにいるなら読書をしてはいかがですか?
『プリンセス・トヨトミ』、読んでみたらいかがですか?

外出を控えるという観点からいうと、本はネットで購入するのが望ましいでしょう。
中古なら1円で購入できるサイトもあります。
でも地域の小売業を支援する為にも、できれば本屋さんで新品を買ってほしいなと、うぷは思います。
もし危険を冒して本屋さんへ出向いて下さるのでしたら、本屋さんで不要に長く滞在することがないように、念のため書籍情報をお知らせしておきますね(^~^)b

 書籍名:プリンセス・トヨトミ
 著者名:万城目 学 (マキメ マナブ)
 出版社:文藝春秋(文春文庫)
 図書CD:ISBN978-16-778802-5
 価 格:869円(税込)

本屋さんに行く時は、必ずマスクをつけて行きましょう!
そして、帰ってきたら、しっかりと手洗い・うがいをして下さいね(^-^)


 それでは
    また次回~(^-^)/~

  


Posted by うぷ at 02:16Comments(0)今週のうぷ読書

2020年05月04日

~左手にしかできない事~ (2020/5/4号)

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hare03 先日から、突然右手の中指が痛みだし、つらくて仕方ありません(>_<)
何もしていなければそれほどでもありませんが、ペンを握ったり、タオルをしぼったり、
ペットボトルのフタを開けたりするととても痛みます(T_T)
実は、キーボードを叩くのもちょっと辛い(>_<;;
もしかして、腱鞘炎!?
時節柄、お医者さまには行きたくない気持ちでしたが、1週間たってもちっとも痛みが治まらないので、先日仕方なく行ってきました(-_-)
骨には異常がなかったのですが、腱鞘炎とも言えず、念のため血液検査をする事に…。
とりあえず今は、痛み止めの塗り薬を出して頂いたので、それで様子を見ている所です。


hare03 うぷは、バリバリの右利き。
利き手の負傷で、とっても不便な毎日です。
お箸を持つ。
字を書く。
テンキーを打つ。
右手じゃなければ上手くできない事は数知れず(>_<;
一朝一夕で左手に切り替えする事など不可能なので、右手にしかできない事は痛みをこらえつつ右手に任せ、その他の事は出来るかぎり左手で、あるいは両手で動作を担っています。

とはいえ、いかんせん筋金入りの右利き。
痛くて使えない右手に代わって一生懸命働いてくれてますが、左手ってば、何をやらせてもどうもにもうまく出来ません(>_<)
 ボタンがはめられない。
 フリップ入力は間違えだらけ。
 お米を研ごうとしても、ただお米をかき回すだけ。
同じ自分の一部なのに、右手の足元にも及ばぬ不器用ぶりに、イライライライラ…(-“-#
「あぁん、もう!」
「チッ!!」
「今まで何してたのよ左手―っ!」

けれども、考えてみれば左手だってとっても戸惑っているはず。
今までサポート役専門だったのに、突然いろんな事をやらされているのだから、上手に出来なくても仕方のない事。
それなのに、右手と比較され、勝手にイライラされてはたまったものではありません。

もしも自分が、突然、不慣れな事を任されて、一生懸命やってるのに上手く出来ないからと頭ごなしに叱られたら、きっととてつもなく悲しい(T_T)
それに、これが他の人の事だったら、
「右手が使えなくて大変ね。待ってるから、ゆっくりでいいよ~(^-^)」
って思うのに、どうして自分の左手には寛容になれないのでしょう。
今、左手は、左手なりに精一杯がんばっています。
イライラしてばかりいないで、そのがんばりに注目してみたら?

「不器用だけど一生懸命」なんて、自分の事みたい…。いや、自分の事でしたf(^。^;;
そう思い直すと、左手ってば、なんだか健気で愛おしい(*^-^*)

まさに自分の体の一部なのだから、たとえ思い通りにできなくっても、しばらくの間、左手のペースに付き合ってみるものいいかもしれない……。


hare03 うぷは今、左手の懸命の奮闘により、いろいろ不便しながらも毎日を過ごしてます。

それにしても、こうして不自由してみると、右手にしかできない事のなんと多いことでしょう。
器用で働き者の右手に、あらためて感謝です<(_ _)>

では逆に、左手にしかできない事ってあるのかなぁ…。
うぷはいろいろと考えてみました。
そしたら、ひとつだけありました、左手にしか出来ない事(*´艸`*)

それは、結婚指輪をはめる事……(*^。^*)

これは、右手がどんなに羨んでも絶対譲れない、左手にしかできない事です(^-^)

20200504-1




 それでは
    また次回~(^-^)/~

  


Posted by うぷ at 00:54Comments(0)今週のうぷ

2020年04月06日

~さくら閑話 2020~ (2020/4/5号)

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hare03 すっかりご無沙汰のブログの更新(^_^;
ほぼ1年ぶりです~(^。^;;
あまりにも久しぶりなので、記事をアップしても、きっと誰も気がつかない事でしょう(^。^)v

しめしめ……(゜▽゜)

今のうちにバンバン更新しておいて、「もうブログやめちゃったの?」と聞かれた時に、「やだぁ~、やってるよ~(^-^)v」と言えるようにしておきたいと思っています(←あくまで希望)。
更新にお気づきの方、またお付き合いくださいね(^-^)


hare03 心配なニュースが続いています(>_<)

先行きの見えない毎日は、まるで時間が止まってしまったかのようでとっても不安…(-_-;
けれども季節はきちんと移りかわり、春が訪れ、桜は枝に揺れています…。
今が満開の今年の桜。
例年より愛でる人は少ないかもしれませんが、静かに花開き、そして風に揺れているその姿に、うぷはなんだかとっても励まされます…(*´ω`*)

桜というと、うぷは毎年楽しみにしている飲み物があります。
それは、スターバックスの期間限定メニュー「SAKURA(さくら)シリーズ」。
毎年、バレンタインデーの翌日の2月15日から発売されるビバレッジで、毎年いろんなアレンジと素敵なネーミングで発売されます。
今年は、「さくらミルクプリン フラペチーノ」と「さくらミルクラテ」。
発売早々、うぷはすぐにスタバへ行ってきました(^o^)/

本当は両方とも頂いてみたかったのですが、まだ寒い頃だったので、この日はあたたかな「さくらミルクラテ」を頂きました。
ほんのりさくら色のスチームミルクの上に花びらみたいなトッピングが散っていて、やさしい甘さにほっこりします。

「SAKURAシリーズ」の期間中は、持ち帰り用のカップも紙袋も桜のデザイン。
毎年デザインが違うので、こちらも楽しみなアイテムです。
その他に、タンブラーやプリペイドカードなどのグッズ、ケーキやドーナツなどのフード類も限定品がいろいろあって、見ているだけでワクワク♡
スタバの「SAKURAシリーズ」は、他のなによりも早く、うぷに春の訪れを感じさせてくれるのです。

さくら閑話2020-1

この「SAKURAシリーズ」は、日本限定。
日本人の桜に対する深い想い入れが生んだビバレッジと言えるでしょう(^-^)

「このステキな桜のビバレッジ、せっかくなら満開の桜の下で飲みたいな~♡ 」
と、うぷは毎年思うのですが、大変残念な事にその夢を叶えることはできません。
なぜなら「SAKURAシリーズ」の販売期間は、バレンタインデーの翌日から約1ヶ月間だけ。
満開どころか、暖冬で開花の早かった今年でさえも、開花には間に合いません(-_-#
このブログもの締めも
「さくらミルクラテを片手に、お花見に行ってみませんか?」
と書きたい所ですが、そうは書けないのがイタイ所 。

季節モノは少し時期を先取りするものですが、スターバックス企画部のみなさん、「SAKURAシリーズ」はちょいと早すぎやしませんか?
誰も気づかないこのブログですが、スタバの企画部の方にはぜひ気づいて頂いて、来年からは販売期間を「桜が散るまで」にしてほしいと、切に願っています。


hare03 外出自粛の要請を受け、この週末は都内などのスタバは休業となりました。
うぷたちも、密閉・密集・密接を避け、不要不急の外出は慎まなければいけません。

けれども、せっかくの満開の桜、家の近くの桜並木までお散歩しに行きたい気持ちです。
「さくらミルクラテ」を片手に…という訳にはいきませんが、実はうぷ、今年の「SAKURAシリーズ」の紙カップを、こっそり洗ってとってあります(^_^)v
この桜のカップに、うちでドリップしたコーヒーを入れて持って行ったら、ただのお散歩もステキなお花見になるんじゃないかな~(*^-^*)

今年の桜、一日でも長く咲いていてほしいなと、うぷは思っています……。



 それでは
    また次回~(^-^)/~
  


2019年04月30日

~坂東橋と美智子様~ (2019/4/30号)

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hare03 もう、何年も前の事です。

ピンポーンと、うぷの家のインターホンが鳴ったので、「はーい」と言って扉を開けたら、
玄関に皇后陛下・美智子様が立っていました。
美智子様は、うぷにあのお優しい笑顔を向けておっしゃいました。

「坂東橋へは、どう行けばよろしいの?」

美智子様の後ろには黒塗りの車が停まっていて、天皇陛下も降りて来られました。
「えっ!? 坂東橋ですか!?」
「ええ、坂東橋です。」
「教えて下さる?」

坂東橋は、国道17号線にある利根川に架かる橋です。
ここから坂東橋へ行くのなら、その国道17号線で行くルートをお教えするのが
一番わかりやすいでしょう。

うぷはまず、坂東橋が国道17号線上の前橋市(正確には北橘村)と渋川市の間を流れる利根川に架かる橋である事、その国道17号は東京の日本橋を起点にしている事を、地図をお見せしながら説明しました。
さらに、その利根川は「坂東太郎」という別名があり、坂東橋の名はそれに因んでいる事をお話しし、地図で利根川の流れをご説明しようとしました。
ところが、いくら探しても東京湾に利根川の河口が見つかりません(X_X;;
両陛下を玄関先に立たせたままで、気持ちは焦るばかり。
その時ふと気付きました。
「あれ? 利根川って、東京湾に注いでたっけ?」

どうやって坂東橋までの道をご説明したのかさっぱり覚えていませんが、とにかくうぷは、道をお教えしました。
「ありがとう。」
美智子様はささやくようなお声でそう言うと、天皇陛下と共に車に乗り込み、そして、うぷに手を振りながら去って行かれました。


hare03 うぷは、そこでハッと目が覚めました。
「なんだ、夢か…」

夢を見ても、目覚めた後は忘れてしまう事が多いのですが、この夢はなんだかとても鮮明。
本当に美智子様に道を教えて差し上げたような気がして、しばらくドキドキしていました。
ところが少したってドキドキが収まりる、とうぷはだんだん心配になってきて、思わず隣で寝ている主人を揺り起こして聞きました。

「ねぇ、坂東橋って、前橋と渋川の間に架かってる橋だよね?」
「そーだよー」

あ~よかった(^_^;
うぷはほっとしました。
夢とはいえ、天皇陛下と美智子様にウソを教えたんじゃなくて。

眠たげな主人は、
「坂東橋がどーしたのー?」
「美智子様にね、聞かれたの」
主人は寝返りをうって、また眠りに落ちながら言いました。
「ふーん…。 誰? 友だち?」


まさかの「夢」オチで、みなさん、がっかりした事でしょう…f(^。^;;
でも、夢とはいえ、天皇陛下も美智子様も、実際にお姿を拝見した事のないうぷにとっては、これがお二人との唯一の思い出です。

それ以来、うぷは、坂東橋を渡るたびに、天皇陛下と美智子様を思い出します。


hare03 今日は、平成最後の日。
平成の30年間は、うぷが社会人となり、様々な事を経験した時代でした。
嬉しい事幸せな事もいっぱいありましたが、悩んだり苦しんだりした事の方が多くあったように思います。
それでも、うぷのような脆弱な人間が浮いたり沈んだりしながらも、なんとか社会の一員として今日まで過ごしてこれたのは、平成が平和な時代であったからだと思えます。
昨年末のお誕生日の会見で陛下は「平成が、戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています。」とおっしゃっていました。
そのお言葉に、担ってこられた責務の大きさ重さを、うぷは改めて痛感しました。
それと同時に、得がたい幸運な時代に生まれて来れた事に、心から感謝したいと思いました。


あれから天皇陛下と美智子様は、坂東橋をお渡りになられたかな?
夢とは言え、うぷは今も気になります。
そして、もしまた天皇陛下と美智子様が夢に出てこられたら、今度は家にあがって頂き、
お茶をお出ししたいな。
その時には、上皇・上皇后となられて公務から退かれているのだから、今より少し自由なお立場でいらっしゃる事でしょう。
お茶を飲みながら、新たなお暮らしぶりなど聞いてみたいし、ご趣味や興味のある事など伺ってみたいな。
そうそう、昔、おふたりが夢に出てきて坂東橋への道案内をしたと申し上げたら、笑って下さるでしょうか…。
まるで、友だちみたいに…。


内平かに外成る
地平かに天成る

平成は、戦争のない時代として、今、終わろうとしています….。

坂東橋と美智子様




 それでは
    また次回~(^-^)/~

  


Posted by うぷ at 09:55Comments(3)今週のうぷ